初めまして。

この度ブログを書こうと思った理由は、一つです。
薬学部=薬剤師ではない。大学に入ってからが修羅場であることを伝えたいと思ったからです。
確かに6年生になって、薬学部の人気がかつてほどでなくなり、同時に1990年代から薬学部の新設の認可が下りやすくなり、新設大学が増えたため、偏差値的に入りやすい薬学部が増えました。
しかし、大学間での薬剤師国家試験の合格格差は広がっています。
表面的には、どこの大学も60%以上はあり、90%前後の所も多いように見えます。
しかしその合格率は、あくまで受験にまで辿り着いた学生を分母にしたものです。
当たり前だろと思われるでしょうけども、入学者数=受験者数ではないのです。
要は、単位認定が厳しくなっているため、留年や退学が増えてきているのです。
また、卒業はできても、国家試験に合格していない方も多々おられます。
例えば、ある年に100人入学して6回生迄ストレートで70人が進級したとします。
しかし、その70人に上級生の留年組・浪人組が30人混ざって、受験生が100名になり、70%が合格したとなっても、実質的にある年の100人入学に対しての合格者数は49人となります。
ストレート合格率49%は70%に比べて見劣りしますが、この49%は伝統校レベルの数字と言えます。
中堅レベル・下位レベルになると、ストレート合格率は30%であったり、20%以下であったりするのです。
こちらのサイトでストレート合格率ランキングをご覧いただくと、納得していただけると思います。
http://www3.plala.or.jp/atropine/sin102goukaku.html 

なぜ、薬剤師の国家試験に合格するのが大変なのか?
これはひとえに、受験者の平均レベルが低下しているためです。
要因は上記で揚げた通り、新設薬学部が増えた、6年生になった、女子の進路で看護系に人気が取られているなどが挙げられます。
そして、更に指定校推薦などで受験勉強をしなくても進学できる大学が増えたことも挙げられます。
受験者の平均レベルが下がったことをより具体的に言えば、化学の勉強を暗記単元に傾斜し、理論的な考えや計算単元を避けている生徒が多いです。
特に有機化学をしっかり勉強せずに進学している生徒が多いのです。
もちろん、化学だけでなく、数学・英語の勉強も十分でない場合が多いでしょう。
私立の入試では受験科目になっていませんが、大学に入れば普通に理系の数学Ⅲの知識が必要とされます。
受験科目の数学ⅠA・ⅡBがあやふやなのに、数学Ⅲの勉強をいきなり言われても、面食らう学生が多いでしょう。

大学に入ることが大切なのは当然です。
しかし、入学にふさわしい学力をつけた上で入学して欲しいと思っています。
少しでも、このブログで皆さんのお役に立てられればと思っています。